病院長あいさつ
人間はすべからく関係性のなかでしか生きられません。人の心の病はとりもなおさず「対人関係の病」といえます。はからずも病を得、社会と対人関係からの“脱落感”に一時的にせよさいなまれ、深く苦悩する人々に対して、いったい私たちはどのように手を差しのべたらよいのでしょうか。
いうまでもないことですが、患者も人であり治療者も人です。そして畢竟、人は人によってしか癒されないものだといいます。目指されるべきは明るく暖かい人間的な場の創造であって、そこでようやく人と人との本来のふれあいが可能になると思います。暗く閉ざされた冷たい環境の下で、本来備わっているはずの自然回復力の芽さえも摘み取られかねません。開かれた医療現場と地域社会の懐の深さが、きっと病む人々に生きる勇気と希望を与えてくれるはずです。
まずもって癒されるべきは人の心であり、また誰しもが等しく病み得るということをしる必要があります。私達は多くの心病める人々にとって、ミネルバ病院が、いっときの踊り場的休息の場、あるいは避難場所であれたらと願っています。
ミネルバ病院はふつうの精神病院です。そしてあたりまえの仕事をしていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
医療法人社団倭会 理事長
ミネルバ病院 院長
荻野 秀二
ミネルバ病院 院長
荻野 秀二
病院理念
ロマンとモラル基本方針
- やすらぎの場の提供
- ふれあいの医療の提供
- ひろく開かれた医療の提供
- 職員一人ひとりが「誇りを持てる仕事」を追求します。
病院概要
基本情報
法人名 | 医療法人社団 倭会 |
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名称 | ミネルバ病院 |
理事長・院長 | 荻野秀二(おぎのしゅうじ) |
診療科 | 精神科、内科 |
所在地 | 〒052-0012 北海道伊達市松ヶ枝町245-1 |
電話番号 | 0142-21-2000(代表) |
FAX番号 | 0142-22-3000 |
承認施設基準 |
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病棟概要
※表は横にスクロールできます
病棟名 | ベッド数 | 種類 | 看護体制 | その他 |
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1病棟 | 52 | 精神一般病棟 | 13:1 | |
2病棟 | 60 | 精神療養病棟 | 15:1 | ※看護補助者含む |
ムジー病棟 | 50 | 認知症治療病棟 | 20:1 | ※看護補助者 25:1 |
医療体制
医師の他に、看護師、薬剤師、作業療法士、心理士、精神保健福祉士、臨床検査技師、診療放射線技師、管理栄養士などコメディカルも充実しており、あらゆる方面から診断・治療を行います。ミネルバ病院の歴史
- 平成10年11月
- 北海道伊達市松ヶ枝町に「ミネルバ病院」を開設
- 平成11年 4月
- ミネルバ病院「精神科作業療法施設」承認
- 平成11年 5月
- ミネルバ病院「老人性認知症疾患療養病棟」承認
- 平成11年 6月
- ミネルバ病院「精神療養病棟」承認
- 平成14年 5月
- 「医療法人社団倭会」設立
- 平成18年 3月
- ミネルバ病院ムジー病棟を「老人性認知症疾患治療病棟」へ種目変更
- 平成19年10月
- ミネルバ病院ムジー病棟を1床増床(41床) 病院全体で161床となる
- 平成20年 4月
- 改定によりミネルバ病院ムジー病棟が「老人性認知症疾患療養病棟」から「認知症病棟」に変更
- 平成20年11月
- ミネルバ病院ムジー病棟を9床増床(50床) 病院全体で170床となる
- 平成24年 4月
- 「ミネルバ病院」において北海道認知症疾患医療センター運営事業を受託
- 平成30年 4月
- 「ミネルバ病院」において、伊達市認知症初期集中支援チーム運営事業受託
- 令和 2年 9月
- 「三恵病院」から「ミネルバ病院」へ精神病床10床移動